2018年4月7日土曜日

渋柿で柿酢作り

★柿酢とは
柿酢には柿の実をそのまま酢に漬け込んだものと、柿の実自体を発酵させ酢に変化させ醸造たものとがあります。
どちらも非常に栄養価が高く、特に柿の実自体を発酵させた柿酢は黒酢の約3倍ものカリウムが含まれているそうです。

柿自体の健康効果と、酢の健康効果も合わさって高い健康パワーが秘められているとされています。


★柿酢の健康効果
柿と酢の効果が相まって身体に良い成分が多く含まれています。
ここでは柿酢に含まれる健康成分をご紹介します。


1.高血圧予防

柿酢に含まれる豊富なカリウム量はなんと黒酢の約3倍!
カリウムには高血圧を抑制する効果があるとされているので、黒酢よりも大きな予防効果が期待できます。

2.ポリフェノールでサラサラ血液

柿酢にはワインの60倍とも言われるポリフェノールが含まれているそうです。
ポリフェノールによってコレステロールが分解され、血液をさらさらにしてくれるそうです。
血栓を防ぐ効果も期待できるので、腰痛などにも相乗的に効果がありそうです。

3.脳卒中予防

柿酢に含まれるアセトアルデヒトは血管の損傷を予防してくれます。

脳血流を増加させて脳卒中などの病気を予防します。

4.抗酸化作用で老化防止

柿酢には老化を抑える為の抗酸化作用があります。
柿とお酢両方に含まれる抗酸化作用・殺菌作用によって、酸化に強い体づくりも期待できます。
二つの成分によって得られる老化防止効果なので、高い働きがあるとされています。

5.フラボノイドで肥満防止

柿酢に含まれるフラボノイドによって身体に溜まったコレステロールを減少させる効果があるそうです。
コレステロールを減らす事で体重増加の抑制や、肥満防止効果に期待できます。



★柿酢の作り方 
柿を発酵させることで作られる柿酢。
一見難しそうな柿酢づくりですが、チャレンジします。
【材料】
柿の材料が入る容器を用意します。
容器は中身が確認できる透明のものが良いでしょう。
アルコールなどで拭いて消毒してください。

〇柿:25個
※無農薬の柿を選んでください。

〇容器
〇ネット(虫が入らないようにするための物なので目が細かいネット)

1.柿を仕込む
表面のゴミ等を布で軽く拭きとりながら、柿のヘタを取る。
※柿を洗わないのは、表面についている酵母菌を洗い流さないためです。


2.容器に入れて潰す
柿を容器に入れて潰します。


※中に虫が入らないように、キッチンペーパーと上からネットを被せる(今回は生ごみ処理用の袋をネットの代用に使用。もちろん新品(^_-)-☆)
※発酵してくるので蓋をしない。
3.発酵させる
発酵させます。
一日目
底に少し透明な液体が・・・中にも泡がぷくぷく

一週間ほどは毎日ネットを開けかき回しました。1日で泡が出始め、1週間ほどで泡は少なくなりました。甘酸っぱい香りもしています。
  
         三週間目↑ →
三週間ほどしたころ、上に膜が張ったようになりビックリ(*_*;
ネットで調べると、これらは酢酸菌と呼ばれていて、お酢が完成した証拠でもあるとの事でホッと。後は様子を見ながら、待つのみ。



4.酢の完成です
ざるの中にコーヒーのフィルターを入れて、ボールで受けて濾しました。




★柿酢を使って 
 我が家では、「酢」の代用として酢の物やドレッシング等色々と大活躍
     左は最初に濾したもの↑   ↑右は濾してから常温で置いていたもの
 
菜の花の酢味噌和え

なます
 三年前にもチャレンジしましたが、失敗。
涼しい(寒い)ところに置いていて、発酵の温度には低すぎたみたいです。
今回は大成功!!!