2017年6月30日金曜日

柏餅の葉っぱって、あのハートの様な形ばかりじゃないの??

 午の節句といえば、「こいのぼり」はもちろんですが、「柏餅」も忘れてはいけない和菓子の一つですよね。
母が作ってくれた柏餅を思い出します。
でも、実家では葉っぱが違っていました。
お店で売られている「柏餅」は、サルトリイバラの葉っぱ。
実家では、柏餅で使われているのとは違い、こならの葉っぱだったような気がします。
小学校から帰ってくると、台所から甘~いいい匂いがしてきて、「やった~、今日は柏餅がおやつだ」と喜んだことを覚えています。
てっきり柏餅の葉っぱは、ああいうもの(こならの葉、どんぐりの葉)と思っていました。でも、お店に並ぶ柏餅は、サルトリイバラの葉っぱ。「へぇ~そんなのもあるんだ!」と・・・

 月の端午の節句の時期には、サルトリイバラの葉っぱはまだ若葉で、包むには少し小さいし厚みがうすく、蒸すとなんだか頼りないです。葉っぱが大きく厚みもしっかりとしてきた今でしょ!と、作ってみました。

【材料】
・上新粉・・・250g
・餡・・・・150g
・サルトリイバラの葉っぱ・・・15~30枚(葉の大きさによる)
・熱湯・・・・適量(耳たぶの固さにこねる)
・サラダ油・・少々
・砂糖・・・・少々(捏ねる時少し入れるとさめても固くなりにくい)
【作り方】
・上新粉、砂糖(そば粉 80g いつもは入れませんが残っていたので(^^♪)をボールに入れ、熱湯を少しづつ入れながら、耳たぶの固さに捏ねる。
・あんを10g程づつに丸めておく。
・洗って水分をふきっとたサルトリイバラの葉っぱに、
サラダ油を薄く塗る。
・捏ねた生地を15等分し、
丸めて伸ばし、餡を包む。
・葉に包み、蒸し器で15分蒸す。






仏様、家族でおいしくいただきました(^^)/
柏餅の葉っぱって???
 読んでの通りカシワの木の葉ですが・・・
 
柏の木というのは”コノテガシワ”という木のことだそうですが、コノテガシワの葉は細長い形をしていて、どちらかというとクリスマスツリーっぽい木で私たちがよく目にする柏餅の葉とは異なります。
実際には「槲(カシワ)の木」の葉が、我々の知る柏餅の葉です。同じ”カシワ”でも、”柏”餅の柏ではなく槲の木の葉が柏餅の葉っぱで、漢字で書くなら”槲餅”が正しいのでしょうね。
 柏の葉というのは、新芽が育つまで古い葉が落ちないという特徴があり、
・子孫繁栄
・子どもが生まれても親が生きている
といった、縁起を担ぐために食べられ、その始まりは江戸時代からだといわれています。
西日本で使われるサルトリイバラは、根っこが古来よりにも使われてきたそうで、解毒作用や、むくみに効果があるそうです。